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なぜなに武装神姫* 「という訳で今回もやってまいりましたこのコーナー。いい加減ネタがやばいみさにゃんです」 「えー。せっかくユキにゃんがきたのにー」 「あはは……まぁ、今回はこちらっ」 『機械なのに姉妹ってどうして?』 「まぁ、ある意味武装神姫全員が姉妹と言えなくもないけどね。 同じマスターの元にいる神姫は姉妹、って感覚で付き合うマスターが多いかしら。早く来た順に姉~妹ってね」 「じゃあねここはユキにゃんのお姉ちゃんなのだ~☆」 「どう見ても妹だと思うけどね」 「え゛ー」 続く トップへ戻る
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【なぜなに武装神姫、そのご】 「デンドロねここをちょっと作りたくなってしまって大変なみさにゃんです」 「1/144だけはやめてにゃ……高いの」 「(しれっと)さて今週はこちらです」 『武装神姫は食事をするの?』 「これも個々人の考えなのですが、ねここの場合はご飯を食べます。99,7%は完全に消化されて完全にエネルギーになっちゃいます。 と言ってもメイン動力は恐らく電池充電式だと思いますが」 「気にしてなかったとも言うの」 「言いにくいことをずばっと言うわね」 「にゅふふ~☆ ずばっと参上! ずばっと怪傑なのっ♪」 「しかしほぼ全部消化するなんて何処かの青い有名ロボットと一緒ね、猫だし」 「え゛ー」 続く 上へ戻る
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*なぜなに武装神姫、そのなな* 「はい、宴会明けでグロッキーなみさにゃんです……早く寝たいorz」 「ねここは何かスッキリなのー☆」 (ま、あれだけやればね……) 「で、今回はこちら」 『神姫のユーザーってどんな人が多いの?』 「これはもう多種多様ね。バトルメインの武装神姫として考えた場合は10~30台前半くらいまでの男性オーナーが多いけれど、 ドレスアップやペット感覚で買う人の年齢層はそれこそ老人にまで及ぶわね。 お手伝いロボット感覚で買う主婦層も多いらしいし」 「ねここもお手伝いするよ~♪」 「失敗しそうだからヤダ」 続く? 戻る
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武装神姫BATTLE RONDO 【ぶそうしんきばとるろんど】 ジャンル 育成シミュレーション 対応機種 Windows XP(SP3)/Vista(オンライン専用) 発売・運営・開発元 コナミデジタルエンタテインメント サービス期間 2007年4月23日~2011年10月31日 プレー料金 基本無料+アイテム課金方式 判定 なし ポイント オンラインゲーム屈指の高難易度? 武装神姫シリーズBATTLE RONDO / バトルマスターズ / バトルマスターズ Mk.2 / バトルコンダクター 概要 システム セットアップ カスタマイズ トレーニング 戦闘 AI育成 アチーブメント 好感度 戦闘制限 課金体系について 運営 評価点 問題点 総評 余談 概要 フィギュア・ゲーム・漫画等、様々な物と連動した武装神姫プロジェクトの一つ。通称バトロン。 武装神姫はAIを搭載した全長15cm程度の少女玩具である。戦闘ゲームを主目的とし、ゲームセンターの特殊な筐体で神姫同士で戦わせるゲームが流行している世界観を持つ。 媒体によって多少時代設定等が異なる。武装神姫プロジェクト全体が、意図的に詳細な設定をはぐらかしており、割と権利問題には口うるさいKONAMIにしては、かなり寛大な処置をとっているのも特徴。スクリーンショットの扱いについても「プレーヤー及び神姫名を伏せる程度の加工にとどめて欲しい」と言っており(その程度の配慮をしてくれれば、あとは自由に扱って良いということ)、過去の失敗とは大きく異なる。 神姫達は設定上、起動の際に使用した宝石(CSC)や、周囲の環境といった要因が性格形成に影響を与える事になっているのだが、今作でプレーヤーが入手する神姫は特にそういった影響のないスタンダードな性格に設定されている。 その一方、システム面では相当な差異が生じており、極まるとまさにプレーヤー毎に異なった性格が形成されていく。(後述) プレー料金は基本無料のアイテム課金方式(詳しくは後述)。また市販の武装神姫フィギュアにはアクセスコードが付属しており、フィギュアを購入するとそのタイプの神姫素体・コア・武装をこのゲームの中でも入手できるという仕組みになっている。 また、手に入れた神姫・アイテムは『武装神姫ジオラマスタジオ』と共有している。 システム セットアップ プレーヤーは最初に神姫をセットアップ(起動)させる。無課金・アクセスコード未入力でも、オンライン専用神姫である「忍者型フブキ」が最初から使用可能である(後に要望に応えてフィギュア化された)。 このときコアと呼ばれる頭部、素体と呼ばれるボディーを選択し、その組み合わせにCSC(Core Setup Chip)と呼ばれる宝石を三つ埋め込む。 コアは61種類(性能差でのみ計算、外見の差は同一とする)、素体は68種類、CSCは20種類。この時点で単純計算33184000種類の神姫が存在する事になる。 コアは頭部パーツなので性格(いわゆる〇〇型)や戦い方の好み、得意武器に影響する。 素体は初期Lp/Sp、重装や水中性能といった基礎性能のほか、各ステータスのレベルアップ時の上昇率に影響する。同じ回避レベルでも、回避◎と回避×の素体では実際に回避率に大きな差が出てくる。 CSCはステータスの上昇率を補正するものや、重装や水中性能を上昇させるもの、全ステータスの上昇率を下げる代わりに上限レベルを大きく引き上げるものなどが存在する。 その後、神姫に名前をつけ、プレーヤーへの呼びかけ方を選択(初期3、条件次第で2種追加される)したらセットアップ完了。 カスタマイズ プレーヤーは神姫に武装を装備させる事ができる。これをカスタマイズと呼ぶ。 武装はノーマル武装と通常武装に分かれている。ノーマル武装はいわば部屋着。戦闘時以外の通常画面では、ノーマル武装を施した神姫が登場する。 通常武装は4つ用意されており、異なった方針の武装を用意する事ができる。 クラス(後述)に応じて総武装数と重量制限が設定されており、低クラスのうちはあまり重装備をする事はできない。 武装は殆ど装着箇所が決まっている。 例えば、手首につける巨大な盾には打撃属性攻撃をダメージ半減、投擲属性攻撃をダメージ半減といった優秀な性能のものがあるが、当然手首は二つしかないので、この二つをつけると手首に装着するタイプの魔法属性半減盾や、防御能力を大幅に上昇させる盾等は装着できなくなる。 武装にはそれぞれ適切な射程(間合い)が設定されている。 プレーヤーは、複数の武装の使用優先順位を設定できる。神姫は高い優先度の武装に適した間合いに移動しようとする性質を持つため、武装と優先度を設定することで、おおまかな戦い方を方向づけることができる。 例えば接近戦用の刀剣を優先度高に設定すると、常に相手に接近する動きをとる。逆に遠距離用の銃器を優先度高に設定すると距離を離そうとする。 武装にはそれぞれ属性が設定されており、同一属性の物をそろえるとコーディネートと呼ばれる特殊効果が発揮される。 全コーディネートに「同属性武器の性能強化」という長所があるが、属性によっては強力な特典もある。他にも、コーディネートをそろえる事で特殊効果を発揮する武装もある。 逆に、異なる属性を三つ以上装備させるとディゾナンスという能力が発生し、全能力が低下してしまう。 一部武装は神姫のレベルやクラスが一定以上でないと装備できない。他にもコア専用武装もある。 神姫のコアには得意武器/不得意武器が設定されており、得意武器を使用すると性能が上昇、不得意武器ならば低下する。ただし、これはステータスで表示されるわけではない。 武装にはそれぞれ「重量」が設定されており、武装の総重量と素体に設定された「重装」能力によって戦闘能力に影響が出る。 トレーニング 神姫に攻撃・命中・回避・防御のいずれかの能力を上昇させるトレーニングを行う。 トレーニングには初級・中級・上級・特級とあり、それぞれ成功時のボーナスと減少するバッテリーが異なる。(後述) 一見手軽に強く出来る便利な方法だが、トレーニングではLp(他ゲームで言うところの最大HP)とSp(最大MP)が上昇しない。そのためトレーニングばかり行っていると、スキルも使えず打たれ弱い神姫になってしまう。 更に、トレーニングを行うと実戦感覚が鈍る「トレーニングボケ(トレボケ)」も発生する。トレボケを回復するには対人戦(後述するオフィシャルバトル)に参加する必要がある。 戦闘 本作のキモ。対CPU戦のミッションバトルというものも用意されているが、対人戦闘であるオフィシャルバトルが中心になる。 バトルの場合、経験値はオフィシャルバトルでしか上昇しない。トレーニングでステータス経験値は上昇するが、LpとSpは上昇しないため、戦術にかかわるスキル攻撃、耐久力にかかわるLpを確保するためにオフィシャルバトルは欠かせない。 神姫には階級が用意されており、最初は全員Cクラスから始まる。マッチングはクラス別に行われる。 Cクラス戦で10勝するとBクラスに昇格する。Bクラスに昇格できないままLv51になるとEXクラスとなる。 Bクラス戦で20勝(通算30勝)するとAクラスに昇格する。Aクラスに昇格できないままLv101になるとEXクラスとなる。 Aクラス戦で30勝(通算60勝)するとSクラスに昇格する。60勝する前に引き分けを除いた勝敗合計が100戦を超えるか、Sクラスに昇格できないままLv181になる(*1)とEXクラスとなる。 Sクラス以上の昇格は無いが、Sクラスのまま「通算100勝する」アチーブメント達成を目指すプレーヤーも多く、猛者揃いとなる。 EXクラスは上記の昇格条件を満たせなくなるか、プレーヤーの任意により移行可能な無差別級。EXクラスからC~Sクラスに戻ることは出来ない。60勝してSランクに昇格しても、100勝アチーブメント達成のため勝ちやすいEXクラスに手動で移行するプレーヤーも多かった。 ミッションバトルではAIの育成(後述)とアチーブメントの達成(後述)を行う事ができる。 オフィシャルの場合一定時間待機、ミッションの場合は即マッチングに移行する。 マッチング画面ではあらかじめ自分がカスタマイズした4つの武装から一つを選択して神姫を戦わせる事ができる。 その際、相手の4つの武装、相手の神姫の各ステータスレベル、過去10戦の選択武装番号、及び戦歴を見る事ができる。当然、相手からも見る事が出来る。 バトルロンド最大の魅力にして難しい部分「読み」がここで要求される。 プレーヤーは神姫のバトルに干渉することはできない。カスタマイズで武装を構築する事と、ここで武装を選択する事、大雑把な戦闘指示をあらかじめ出すくらいで、後は神姫任せのAI戦。これは当然相手も同条件なので、相手の武装構築や戦歴から判断し、相手が使用する武装を予測し、それに対処する武装を選択する事が勝利の鍵となる。やりこんだプレーヤーは「相手の過去戦歴と武装から相手の性格を予測する」「相手の素体やコアやステータスから戦術を予測する」「それらの結果から相手が自分の武装を見てどう思うかを予測する」のだと言う。 AI戦闘の特性上、両者がブリーフィングを終えた時点で試合結果はサーバー内部的には確定している。そのため戦闘中にネットワーク切断しても勝利没収となることは無い。ブリーフィング中に切断した場合は武装セット1番が選択されるため、事故に備えて万能向け武装を1番に設定するプレーヤーが多かった。 戦歴に影響せず、NPC化したどこかの誰かの神姫と対戦できるシミュレーションもある。 AI育成 神姫バトルは基本的に神姫任せのAI戦である。神姫の大まかな性格はコアによって決められているが、一部特徴はプレーヤーが教育する事ができる。AI育成はミッションバトルでも可能。 距離適正。攻撃距離に応じて近距離・中距離・遠距離の三段階に分かれており、距離適正が高ければ「得意距離」ということになり攻撃・命中・回避が上昇する。逆に低ければ「苦手距離」ということになり低下する。 神姫に複数種の武器を持たせた場合、何の武器を重点的に使えばいいか等が記憶される。 戦闘終了後、バトルログ画面の後に神姫が戦闘の感想を求めてくる。 大きく分けて褒める/無難/叱る/謝るの四つがあり、褒めればそのバトルで最も多くとった行動に重点を置くようになり、少なく取った行動を軽視するようになる。叱ればその逆、無難/謝るの場合は変化なし。 アチーブメント 一部のミッションをクリアする等、一定の条件を達成するとアチーブメントというものが達成される。 アチーブメントが達成されると設定されたアイテム等をもらう事ができる。 アチーブメント専用武装や、新しいCSC。一定条件で使用できる戦闘BGMや、神姫のプレーヤーの呼び方もアチーブメント達成で増やす事ができる。 全神姫コアには共通して「50勝する」「100勝する」「Sランクに到達する」「限界まで育てる」のアチーブメントが用意されている。 「100勝する」のアチーブメントはクラス昇格制限と違い、引き分け含めて200戦中100勝を要求される。 アチーブメント専用武装はガチ対戦で採用されうる高性能なものから見た目重視の装備、ネタ装備(*2)等様々。 もちろんこれらもジオラマスタジオで使えるので、そのためにアチーブメント達成を頑張るというプレーヤーも多かった。 好感度 セットアップした神姫毎には好感度という隠しステータスが設定されている(すぐに気づけるが)。 好感度は戦闘終了後の評価の他、突発的に発生する会話イベントで上下する。 戦闘制限 セットアップした神姫は200戦の戦闘制限があり、200戦を超えるとオフィシャルバトルができなくなる。 このような場合、好感度以外のAI、武装、戦歴が全て0に戻る「リストア」を行うのが一般的な選択である。Sランク到達に失敗しEXに落ちてしまった神姫と最初から戦う事ができる。 他に神姫を分解する「リセット」という選択肢もある。これは戦闘制限に達していなくても実行可能。 リセットは神姫にとって死を意味するので、神姫が考え直して欲しいと懇願してくる(コアと好感度によって異なる)。一部プレーヤーはこれでトラウマを作る事もあったとか。 課金体系について クライアントソフトは無料でダウンロード、プレー料金も基本無料。その上でアイテム課金制度を採用している。 新しく強力な神姫や武装を入手する手段として、先述のアクセスコード入力のほかに、神姫の素体・コア・武装を入手できるフルセットや、コアと武装を入手できる武装セットが購入可能。 他に課金専用アイテムも多々ある。強力なものもあれば、使い道に乏しいものもある。強力なものも「これを使うだけで勝てる」という性能はしていない。 プレミアムチケットというものもある。2日間/10日間/30日間の間、一切バッテリー消費が無く、かつ過去に行われたイベントをミッション形式で遊ぶ事ができる。 そして重要なのが「バッテリー」の概念。 神姫には最大10のバッテリー値が設定されており、ミッション及びオフィシャルバトルで2消費、トレーニングで1~3消費する。消費したバッテリーは神姫専用充電器「クレイドル」に眠らせる事で、1時間に1回復していく。 そして、一瞬でバッテリー値を最大まで回復する消費アイテム「急速バッテリー充電器」も販売されている。 このため、無課金では長時間連続でプレーし続けることが不可能であり、ある程度プレーしたら一定時間の休みを取らなくてはならない。この制限を取り払うためには課金が必要という仕組みである。 この形態のシステムは後年のソーシャルゲームなどでも多く見られるが、当時のPC用オンラインゲームでは比較的珍しいシステムであった。背景には加重アクセスを避けるサーバーダウン防止の効果もあったと思われる。 運営 怏々にしてオンラインゲームの運営者とは、ユーザーからの不平不満の標的にされやすい立場であるが、本作の運営はプレーヤーに非常に好感をもたれていた。 「メンテナンスが告知より10分遅れたから全プレーヤー24時間プレミアム」「即時復旧したけどサーバーダウンしたから全プレーヤー急速バッテリー充電器配布」といった具合に、運営側の不手際(些細な物も含めて)には謝罪と補填サービスがこまめに行われた。 他にも不具合を報告すると割とすぐに修正パッチが用意されたり、オープニングデモで流れていたちょっとカッコイイ戦闘モーションが要望によりスキルになって実装されたり、特に頼んでもいないのに待機中の神姫を撫でたり頬をつっついたり出来るようになった事も理由としてあげられる。 クライアントが動かない、急に落ちるといった致命的不具合が起きてもメールを送ればきちんと返信してくれた。こういった細かい対応も光る運営だったのだ。 評価点 プレーヤーの育成方針に合わせて性能を変化させていく神姫達。 対応が早く丁寧な運営はあらゆるオンラインゲームユーザーからうらやましがられるところ。 個性豊かかつ種類の多い神姫達。そしてそのかわいさ。 全神姫のキャラクター付けはしっかりとしており、人気のムラやプレーヤーの好みもあるが、全員がどこかしらのかわいらしさがある。 後にPSPで登場した『武装神姫バトルマスターズ』と比較するとイベントの数や反応、台詞も段違いに多い。 声優陣も豪華。第一弾神姫の一人にまだ新人だった頃の阿澄佳奈氏が充てられているほか、当時既に人気を得ていた釘宮理恵氏や植田佳奈氏といった有名声優も名を連ねている。 これに関連して、作中には一定条件を満たすと「違法改造を施され精神に異常をきたした神姫」というのが登場するが、これも通常状態の神姫と同じ声優が演じておりまったく違うイメージの2キャラクター分の声を聞ける。 演出過剰なほどの派手な必殺技の数々。 武装にはスキルが内蔵されており、それらの演出が非常に派手で個性的。そのモーションの種類は100をゆうに超え、一部のスキルにいたってはコアによってエフェクトが変化する。 複雑で奥深い戦略的駆け引きは、楽しめる人はとことん楽しめる。 他にも、オンライン専用アイテムはデザイン的に優れたものが多く模型組から評価が高く、BGMも丁寧に作られている。 過去に行われたイベントのシナリオの出来が良い。 プレミアムチケットで一人用に調整された過去のイベントを体験できる。過去のイベントにはそれぞれストーリーが設定されており、軍用技術の転用や、ややオカルトじみたボスが用意されているが、それまでの展開がなかなか熱い。 問題点 上記システム欄を読んでいると解ると思うが、今作はとにかく覚える事が多すぎる。 最終的に勝敗を分ける要素が、相手の武装を読む「心理術」自分の戦闘スタイルの「戦術」自分の神姫の能力やAIの特徴や自分及び相手武装の特徴である「知識」長所短所の能力差によって生じる「相性」命中回避に携わる「運」という、対戦ゲームにおける本源が深く関ってくる。 本来対戦ゲームというのは、テクニックや知識、戦術や運が要求されればされるほど歓迎されるものである。しかし、これが行き過ぎるとアイテム課金制との相性が悪くなる。「お金を投じたら投じた分だけ強くなれる」という単純な構図を望んでいたファンも多かったのだが、彼らのニーズとかけ離れたものになってしまったのである。 ボリュームが豊富すぎてインストール容量が7GBにも及ぶ。当時としてはかなりの大容量であった。 総評 「あなただけのキャラクター」というのは、ゲームが進化する過程で登場した「理想」である。本作は性能面だけでも単純33184000種類、そこにプレーヤーの教育方針、レベル。更にノーマル武装、会話イベント、数々の戦闘経験から来る思い入れを含め、まさに「あなただけのキャラクター」と出会える、AI育成ゲームの一つの到達点だろう。しかもゲーム内で戦い、微笑む神姫は手元にいるフィギュアの神姫なのだと思えば、その思い入れはひとしおである。 だがオンラインゲームというのは、時間をかけ、お金をつぎ込めばそれだけ強くなるという場合が多い。これは、課金額を増やして収入を得たいというメーカーの考えと、とにかくどんな手段を使ってでも強くなりたいという多くのオンラインゲームプレーヤーの考えが一致しているからである。しかし本作は確かに金額をつぎ込み武装を増やしていけばある程度勝てはするが、より強くなるためにはシステムを理解し、自分の育てている神姫の長所や特徴を把握し、流行武装やそのメタ武装を己自身で構築しなければならない。極めて行って、最終的に行き着く先が「運」「心理術」「戦術」「知識」「相性」という、他のオンラインゲームとは比較にならないコアな概念にぶち当たる。 当然、それらの概念に行き着くためには相当な知識と経験が不可欠で、初心者がその何れかが重要であると知るまでには、それなりの時間と相当回数の敗北が必要である。もちろん敗北を嫌うプレーヤーは多い。特に、どんな手段を使ってでも勝ちたいと思うプレーヤーが多い対戦型オンラインゲームでは、この傾向は如実である。 そんなわけで新規プレーヤーのハードルが非常に高い本作は、コアなファンは多かったものの、収入的に見てあまり高い効果を得られないと判断されたのか、2011年8月31日をもってサービス終了が告知された。しかしその後にサービス延長が決定し終了日は2011年10月31日に変更。そして惜しまれつつも、この日に本作のサービスは終了した。 余談 2018年2月19日に『武装神姫』新作ゲームが発表された。 2020年12月24日には、アーケード作品『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』が稼働開始した。
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【作品名】武装神姫 【ジャンル】アニメ 【先鋒】クララ 【次鋒】アン 【中堅】イーダ 【副将】アーク 【大将】ヒナ 【設定】 メディアミックス作品で、フィギュアごとに記載されている設定と最低限の公式設定さえ踏まえていれば媒体ごとの設定の違いが許容されると公式で決まっている。 そのためフィギュアごとの設定とアニメの公式サイトの設定、作中の描写にてテンプレを作成している。 神姫 全高15cmのフィギュアロボ。心と知性と感情を備えている。 様々な装備を換装し、オーナーを補佐する。量産品なので同じ顔の別人が普通に登場しうる。 その中でも、戦闘目的で武装された神姫を武装神姫と呼ぶ。(公式共通設定) 神姫は鉄アレイや掃除機を普通に担いで歩けるほど力持ち。起動したてでもすぐに戦闘可能で、驚異的なバランス感覚、運動能力を備える。(1話、2話) 作業能力も驚異的で、たった3体の神姫でも主人が高校の始業式に出かけ、帰ってくるまでに数十箱の引っ越し荷物を全部整理することが可能。(1話) 防水も完璧なようだ(1話、4話。クララが川に落ちたり、レーネが酢をモロに被ったりシャワーを浴びても平気だった) バッテリー駆動。丸一日は充電しなくても動ける模様。(3話) ある程度暗くても平気。目は望遠機能もある。(3話) 口にしたものの成分が分かる。(2話) 周辺地図を視界に呼び出せる。また仲間の位置が分かる。(3話) レーネが「魚臭いのです…」と言っていたり、風呂で気持ちよさそうにしていたりするので人間に準じる五感も備わっているようだ(2、3話) ビジュアライザー バトルフィールド展開装置。原理不明。仮想空間の可能性はあるが、フィールドには物理的実体がある。 以下根拠。神姫ハウスも参照。 ・内部で使用される武器は実弾で、内部で銃弾がかすった手紙はバトルフィールドの外に出てからも損傷が残っていた。(1話) ・また外部への流れ弾を防止する機能があるようだ。(1,3話) ・3話時点でバトルフィールド内部と外部で威力や機動力に差が出ている描写はない他、神姫ハウス(下記)でも中でわざわざ体を洗っている等(3話)しているので、内部での行動は全体的に現実に準ずるようだ。 よって、バトルフィールド内部での神姫同士の戦闘描写は原則、採用する。 神姫ハウス ビジュアライザーを改造した神姫用の家。 改造と言ってもビジュアライザーにデータディスクを入れているだけなので、単に居住用の出入り自由なバトルフィールドを展開しているだけと思われる。 温泉や銭湯、何故か地下壕まである。 停電で機能停止した際急に消えた時、内部で椅子に座っていたストラーフが尻もちをついていたので、物理的実体があると思われる。 【名前】クララ 【属性】セイレーン型MMSエウクランテ 武装神姫 世界大会準優勝(笑) かまセイレーン 町内大会優勝 【大きさ】15cm 【攻撃力】 《エウロス》小剣。エウクランテ型には二本あるが、クララは右手にエウロス、左手にボレアスを装備している。 自分の身体を貫通する威力の大剣と真正面から打ち合える。威力も同等と思われる。 《ボレアス》設定上ビームランチャーのはずだが、アニメでは機関砲として描写されている。 神姫に合わせたサイズのビルをぶち抜く威力。着弾点で数センチの爆発が起こる。ひょっとしたらビームマシンガンかもしれない。 【防御力】倒れてきた神姫に合わせたサイズのビルに押しつぶされても平気。 岩に叩きつけられて叩きつけられた側の岩が砕けるほどの衝撃でも平気。 アンのライトセイバーでぶった切られてもさほどダメージを受けない。 「5秒で片付けてあげる。ここがあなたたちの墓場よっ!」と言い終えてからちょうど5秒後、イーダにワンパンで倒された。 【素早さ】数十センチの距離から機関砲が仲間に撃たれたのを知覚して武装しながら割り込み庇える反応速度のアイネスと互角。 飛行可能。バトルフィールド内の人間でいえば1km以上は余裕にある距離(実際はその1/12)を1秒弱で通り抜けているので秒速100m程度はあるだろう。 【特殊能力】 《プレステイル》武装を組み合わせて飛行マシンであるプレステイルに変形可能。 …なのだが作中ではレースのために無理やりタイヤを(輪ゴムで)つけてた。 タイヤは飾りで地面ギリギリを飛行していたと思われる。 アークのパトクロス並みの速度は出る様だがスレ的には意味はあまりない。ちなみにダサい。 単純に小さいので人間等からの攻撃は非常に当たりにくく、視認もしにくいものと思われる。 逆に武装神姫からの人間への攻撃は的が大きいので非常に当てやすいだろう。 【備考】神姫サイズのビルは第一話冒頭に登場したもの。階数は40階以上の模様。サイズは現実の1/12のはずなので、単純計算で10m以上はある。 【長所】間垣神姫にしてはひんぬー。 【短所】間垣神姫なので平均と比較すると巨乳。 【名前】アン 【属性】天使型MMSアーンヴァルMk2 武装神姫 【大きさ】身長15cm 【攻撃力】 格闘 アンは拳足での攻撃を多用する。蹴りでコンクリが砕け40cmほど飛び散る(3話) 素手でクララにダメージを与えられる程度。 《M8ライトセイバー》 名前の通りのビーム式の剣。素手よりは威力があると思われる。(1話) 《アルヴォPDW11》 銃剣付きのサブマシンガン。弾切れする様子はない。素手よりは威力があるだろう。(1,3話) 【防御力】コンクリを砕くアークの格闘でも目立った損傷はない。 【素早さ】クララ以上の速度で飛行可能。クララを近接戦闘で圧倒する反応。 【特殊能力】単純に小さい。人間等からの攻撃は非常に当たりにくく、視認もしにくいものと思われる。 逆に武装神姫からの人間への攻撃は的が大きいので非常に当てやすいだろう。 【長所】あんばるの伝統に従い微妙にやんばる 【短所】あざとい 【名前】イーダ 【属性】ハイマニューバトライク型MMSイーダ 武装神姫 武装神姫中最貧の胸を誇るひんぬー 【大きさ】身長15cm ちなみに実物大のフィギュアで測ってみたらスリーサイズが5/3.9/5.8 【攻撃力】 《OS-36 Aカービンエクステンド》 イーダが装備する機関砲。瞬時に他の武器と換装可能。 弾丸の一発一発がビルの屋上のコンクリートをあっさり砕き、2m近い爆発を起こす威力。 人間が使用する重火器と比較しても遜色ないだろう。 《エアロチャクラム》 両腕の更に外側にある二基の巨大なクローアームユニット。トライク時の前輪なのでタイヤがついている。 一撃でクララを瞬殺する威力。人型時に地上を高速走行する際は車輪を利用するため、片方が使えない。 《エアロヴァジュラ》 ヒナのグリーヴァと打ち合っても平気な大剣。威力も同等だろう。 《スリルドライブ》 単純にひき逃げアタック。武装神姫を数十メートル吹っ飛ばせる。 コンクリを砕くだけのパワーがあるものと思われる(コンクリを砕くパワーがあるアークと互角のパワーがあるヒナと鍔迫り合いで互角。3話) 【防御力】 ヒナに空中戦で体当たりしてぶつかっても大丈夫。 乗っていた車ごと深さ1mくらいの落とし穴に落ちたが無事。 【素早さ】 反応速度は機関砲の砲弾を数十センチの距離から刀で弾き、回避しながら肉薄してくる敵と互角。 近接戦闘でクララが全く反応できないほどの反応。 ・人型形態 飛行可能。アークと同等。 4秒で40~50mは移動しているので移動速度は秒速10m程度か。 ・トライク形態 前二輪後一輪の車両形態に変形した武装。 凄まじいドライビングテク。数センチの助走しかせずジャンプして窓から外に飛び出したり、そのままビルの壁面を駆けあがれる。 写っている隣のビルから推測して、8階以上の高さまで約4秒で駆け抜けられる。(3話) また、雨天の中、7~8m程度の距離を0.5秒で走り抜けている(4話) 瞬時にトライクへと変形できる。トライク部であるヴィシュヴァ・ルーパーと人型の本体は構造上独立しているので降りて戦うことは可能。 ちなみに車両らしくライトがついている。 【特殊能力】 単純に小さいので人間等からの攻撃は非常に当たりにくく、視認もしにくいものと思われる。 逆に武装神姫からの人間への攻撃は的が大きいので非常に当てやすいだろう。 【長所】ひんぬー!ひんぬー!! 【短所】回避型なので防御描写が少ない。 【名前】アーク 【属性】ハイスピードトライク型MMSアーク 武装神姫 【大きさ】身長15cm 【攻撃力】 格闘 ぶつかるだけで地面のコンクリが砕ける。 《ダブルアームフォールディングナイフ》関節を備えたアームで保持されたナイフ。普段は折り畳まれ、伸びた時の長さはナイフというより槍。素手よりは威力・リーチともにあるだろう。 《OS-35 Aライフルエクステンド》 イーダのカービンとほぼ同等のサイズの機関砲。威力も同等だろう。 《スーパーシルバーストーン》 トライクの先端に装備している機関砲。トライクの軸線を合わせる必要がある。取り外して手持ちでも使える。 イーダのものよりデカい。アークとイーダは同じメーカーの姉妹機なので威力も相応にあるだろう。 《ロードファイター》 要するにひき逃げアタック。轢かれた神姫が数十メートルほど吹っ飛んでいく威力。 【防御力】 モロにアンのレーザーソードを喰らってもパトロクロスから吹き飛ばされただけで目立った損傷はなく、まだ動くことができた。 素手でアンと殴り合っても平気。 【素早さ】 飛行可能。アンと互角。 腰部から伸びた車輪で人型時でも高速走行が可能。 ・トライク形態 前一輪後二輪の車両形態。単純にパーツ組み換えによる変形。 瞬時にトライクへと変形したり、逆にトライクから人型へ変形できる。高速走行中に人型に戻って跳躍、攻撃といったこともできる。 トライク部であるパトロクロスと人型の本体は構造上独立しているので降りて戦うことは可能。 飛行していないが、飛行中のアンより早い。 【特殊能力】 単純に小さいので人間等からの攻撃は非常に当たりにくく、視認もしにくいものと思われる。 逆に武装神姫からの人間への攻撃は的が大きいので非常に当てやすいだろう。 【長所】アンをあと一歩まで追い詰めた。 【短所】美乳 【名前】ヒナ 【属性】悪魔型MMSストラーフMk2 武装神姫 【大きさ】身長15cm 【攻撃力】 腕が四本あるため大量の武器を同時に使用可能。 パワーはパンチ一発でクララを倒したイーダと互角。 《コーシカ》家の壁をあっさり貫通する威力(2話)の小剣。素手でコンクリを砕く相手と同等のパワーで振るう。 《グリーヴァ》巨大な大剣。同型機である大会優勝者のストラーフMk2が使用した際、ビルをあっさり真っ二つにする威力だった(1話)武器も使用者も量産品で違いは人格のみなので威力は同等とみていいだろう。 《ジーラヴルズイフ》巨大なハンドガン。壁を貫通する威力(2話)。 《ローク》ガトリング砲を備えたシールド。石畳を砕き20cmくらいの爆発が起こる威力(4話) アークと互角のパワーがある(3話)ので、素手でもコンクリを砕けるだろう。 【防御力】 イーダの機関砲が尻にかすったがペイントが剥がれただけ(3話) 素手でコンクリを砕くアークと何度もぶつかりあったが無傷(3話) 【素早さ】飛行可能。アークやイーダよりやや上(3話) よって、クララより早いので秒速100m程度か(クララはアークと互角のアンと互角) 反応速度は、数十センチの距離から機関砲で撃たれても剣で叩き落としながら肉薄して近接戦闘に持ち込める程度。 【特殊能力】 単純に小さいので人間等からの攻撃は非常に当たりにくく、視認もしにくいものと思われる。 逆に武装神姫からの人間への攻撃は的が大きいので非常に当てやすいだろう。 【長所】実は全裸 【短所】直撃を食らったことがないので防御がよく分からない。 【備考】よく見るとコーシカかとおもったらグリーヴァを小さくしたように見えるがよく分からないので、差別化の意味を込めて名前はそのまんまに。 参戦 vol.110 16-21
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ガングラー鋼月の『今時の武装神姫事情』Vol.4 『家電としての神姫』 さて今回は、若干趣向を変えて、インタビュー形式でお送りすることになった。 インタビューのお相手は、家電総合メーカーSH社の情報家電部門・那珂川ジュンさん。近日発売予定の『家電の能力を持った武装神姫』の生みの親だ。 家電メーカー製神姫とは一体どんなものなのか。お会いして話をしてみると、神姫の新たな可能性が見えてきた。 ガングラー(以下、ガ): 今日はよろしくお願いします。 那珂川氏(以下、那): こちらこそよろしくお願いします。 ガ: さて……手元の資料によりますと……SH社で神姫を出す、という計画があるとか。 那: 早いですね。どこの部署が漏らしたんだ(笑) ガ: いえ、昨日の発表会でもらってきたんですが(笑) 那: あ……もうそんな時期でしたか。じゃあいいや。はい、そういうわけで、SHから神姫が出ます。スマートフォン型神姫『ヴェーヌルドライ』。その名の通り、生活の支援に重点を置いた神姫です。 ガ: いわゆる、秘書機能を重視したモデルなのですね。 那: はい。スケジューリングやGPS経由のナビ、PHS回線を使った通信機能などをデフォルト装備に組み込んであります。EDEN社からライセンス供与をいただいた正式な神姫ですから、神姫バトルにも参戦できますよ。 ガ: SHさんのような家電メーカーが武装神姫という玩具を出すというのは、正直かなり意外なんですが。 那: まあ……そうでしょうね。ただ、ウチ的には神姫は玩具としてはあまり見ていませんので……。30万越えのロボットを玩具というのは、ちょっと(笑) ガ: まあ、確かに(笑) 那: もちろん、神姫の玩具的な使い方……神姫バトルや着せ替えを否定するつもりはありません。というか、僕もやってますし。 ○神姫は究極の携帯支援ツール ガ: 那珂川さんは、いつ頃から神姫を? 那: 割と初期からですね……アーンヴァルを発売日に買ってからの付き合いですから。 ガ: 割とというか、思いっきり初期ですね(笑) 那: ええ。バトルはあまりしないので、セカンド止まりですけど。 ガ: では、その辺りから神姫の採用を? 那: それもありますし……神姫のコンセプトが、我々のやりたいことに合っていた、というのもあります。 SHはPDAの時代から携帯支援ツールを作り続けているんですが、その究極系が神姫……だと思うわけです。 ガ: 個人用の秘書、というやつですか。 那: はい。SHも喋る携帯支援ツールや、簡易AIを搭載したハイスペックPDA、スマートフォンを出しているわけですが、これはあくまでもパソコンの延長でしかなかった。超AIの搭載で音声制御は可能になりましたが、ハコ型の筐体ではそれも限界がある。 ガ: はい。 那: もちろん、ブレイクスルーとして人型の支援ツールを出そうという計画は長くありました。けれど、携帯用支援ツールとするなら、それほど大きくは出来ないし、突飛な形にも出来ない。かといって、スマートフォンやPDAの需要はあくまでニッチ需要ですから、パソコンや立体ディスプレイなどのように大がかりな予算も掛けられない(苦笑) ガ: H社のPシリーズやS社のIVOとは違う開発アプローチが必要だった、という事ですか。 那: そうです。IVOは愛玩用ペットロボ、Pシリーズは家事手伝いや介護支援ロボットとしては大変優秀だと思いますが、彼らを秘書として一日連れ歩くのは正直無理があるわけです。 ガ: Pシリーズは二メートルありますしね。 那: 電車に乗るのも別料金ですし(笑) もちろんそれが必要な大きさなら問題はないんですが……PDAの延長としてみるならば、大きさ的にはポケットに入るサイズ……十センチから十五センチが理想的だったわけです。 ガ: なるほど。神姫の大きさですね。 ○SH製神姫は百万円 那: もちろんウチにもロボット開発部門はありますが、どちらかといえばPシリーズやIVOと同系列の中型ロボット開発が中心でして、十五センチサイズの小型ロボットの開発ノウハウはほとんどありませんでした。 ガ: 企業的には、小型ロボットの開発はどうなんですか? 那: 企業としては、まずしっかりした精度と動作保証の取れる人間サイズを作って、そこから小さくしていきたいんですよ。言い方は悪いですが、オモチャを作ってるワケじゃありませんので。その辺りもあって、いきなり小さいものはハードルが高いから、作りたがらない。 ガ: だから自社開発ではなく、神姫を? 那: はい。最初は、開発部に依頼したんです。今のPシリーズをとりあえず小さくできないかって。 ガ: 無理だと? 那: さすがに無理とは言いませんでしたが……通常のAIタイプをそのまま小さくするとして、初期シリーズは一体で百万より安くは出来ないだろうと言われました。 ガ: それは……。 那: 競合相手として見たくはないのですが、その値段で出したとしても……僕だったら神姫かSRWに秘書ソフト入れて使うな、と。少しくらい精度が悪くても、気を使ってくれるし、何より可愛いし(笑) ガ: 神姫はCSCが載っている分、その辺りのAI搭載ロボットよりも段違いに優秀ですしね。 那: ええ。そんなわけで、神姫という優秀な小型ロボットが出ている現状で、これに自社開発のみで勝負するのはちょっと厳しいなと思ったわけです。オモチャに負けるようじゃ、とても売り物にはならないぞと。 ○玩具から家電へ ガ: そこで逆転の発想が出てくるわけですね。 那: もともと、SHは他社との共同戦線も得意なんですよ。PHS回線はW社さんとの共同ですし、他方面でも色々と連携を取って仕事をさせていただいています。 ガ: EDEN社も神姫の開発に関しては似たようなスタイルですね。 那: ええ。幸いにも、EDENさんはその辺りに理解のある企業さんでしたので、お話はかなりスムーズに進めさせていただきました。秘書機能重視で作りたいと言ったら「じゃあ武装神姫じゃなくて、神姫の名前だけで売りましょうよ」と言われてしまったり(笑) ガ: え?(笑) 那: さすがにそこは気が引けたので……というのは冗談ですが、武装神姫(MMS素体Ver1.0)の拡張性は非常に魅力的でしたので、その辺りの仕様はちゃんと合わせて、神姫バトルにも耐えられる仕様にさせてもらいました。 ガ: (笑) 那: あと、外装パーツやソフトウェアの開発ノウハウはこちらも携帯やPDAで十分蓄積出来ていましたので、さすがに百万より安くなってます。 ガ: だいたい、一般の神姫と同じくらいですか? 那: そうですね。SHの一発目ということで、結構頑張った価格設定に出来たと思っています。 武装セットのみも販売しますので、現行の神姫マスターさんもぜひ試していただければと(笑) ガ: 一発目ということは、後継機種も期待していいわけですか……? 那: もちろん、需要があればの話ですが。しかし、現行の武装神姫を秘書目的で使っているユーザーさんもかなりいらっしゃいますので、高機能な秘書能力を持った『ヴェーヌルドライ』の需要はあると思っています。 ガ: そうですね。僕もMMSを使っていますし。 那: 実は僕も使っていました。あ、ここ、オフレコでお願いします。SH的には怒られちゃうので(笑) ガ: (笑) それでは、今日はお話ありがとうございました。 那: こちらこそありがとうございました。 神姫のボディに家電のノウハウ。マスターと共にある神姫と、生活を支える家電製品というのは、案外と相性の良いものなのかも知れない。 もっとも、炊飯器型神姫や冷蔵庫型神姫が出るとは思えないが……。 個人的に言わせてもらえば、リモコン型神姫は、出たら便利かもしれない。 トップ
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「……おいしい」 こんにちは。武装神姫、犬型ハウリンの凛です。さて私この度、初めて食事とい うものをとる事となりました。 舞達がよく訪れているという『喫茶翠屋』さん。パン屋さんを営む傍らで営業し ている喫茶店らしいのですが、こちらのパンケーキ。ふわふわとした食感がとて も心地好く、口の中に入れた瞬間には圧倒的な存在感を持ちながら、次の瞬間に は消えてしまいそうな儚さ。柔かく広がる甘みは鮮明な印象を残し、あっと言う 間に駆け抜けて行きます。食事という経験が乏しいばかりにうまくこの感動を表 現出来ないのがもどかしくて仕方ありませんが、正に幸せの味、とにかくただた だ『おいしい』のです。 「ホントにどうなってんだ、神姫って?味覚まであるのか?」 「武装神姫、26の秘密のひとつ!なんだって。でもよかったじゃない。一緒に おいしいって言えるでしょー?」 「ふーん。あとの25はなんなんだ?力と技の風車とか?」 夢中になってパンケーキをむさぼる私とヒカリをよそに、隼人と舞はカップを片 手に楽しそうに話しています。 先日の騒動から数日間、隼人は舞達に冷たくあしらわれ続けていました。耐えら れなくなったらしい隼人はとうとう全面的に謝罪し、今日はその御詫びも兼ねて ここ、翠屋で御馳走する事となり訪れた訳なのです。。 そう、先刻まではあんなに不機嫌そうだったのです。それがまぁ、随分楽しそう だ事。って言うか改めて見るとこの二人、意外といい感じなんじゃあないでしょ うか。 「そういやお前、髪伸びたんじゃないのか?」 「でしょー?ちょっと奈々さんのマネしてみようかなーって。あ、でもあたしね 、なんだか髪細いみたいなの。気になってるんだー。さわってみてよ」 「そうか?いいんじゃねーの?綺麗だし」 舞の髪に指を滑らせる隼人。ちょっとなんですか、その雰囲気?また自然に触れ 合うじゃあないですか若い二人が。隼人もさりげなく綺麗とか言っちゃってなん なんですか?私今初食事中なんですけどもう少し関心とか感動とかないんですか なんなんですか? 「相変わらずうらやましいですね~、このラブラブカップルは」 またどこからともなく二人を冷やかす声。そうですか、そんなに私にケンカを売 りたいと。 「はぁ?」 隼人達より先に、私が不機嫌オーラ全開で声に応えます。どこの誰だか知りませ んが、今の私はすこぶる機嫌が悪いですよ? 「ひぅっ!」 視線を泳がせ、あからさまに怯える小柄な少女。初めて見る方ですが、どこのど ちら様でいらっしゃるんでしょう。 「バカ。なんで俺らがらぶらぶしなきゃならんのだ」 「そーだよ、ルナちゃん。いつも言ってるけど、あたしと隼人だよー?そんなの ないってばー」 二人の対応を見るに、どうやら隼人達の知り合いのようです。いぶかし気な視線 を送り続ける私に気付いたのか、舞がルナさんと呼ばれた少女を紹介してくれま した。 「この娘は北斗ルナちゃん。あたし達のクラスメイトで、この翠屋の看板娘なの 」 「へぇ。そうなんですか」 「ご、ごめんなさぃ」 不機嫌な私に余程驚いたのか、おろおろしながら謝罪を述べる彼女。段々気の毒 になってきました。その様子を見るに悪意があった訳ではないようですし、これ は悪い事をしてしまいましたね。 「あの私、なにかしちゃいました……?」 「い、いえいえ!こちらこそすみませんでした」 深々。誠心誠意の座礼で反省の意を表します。私とした事が、隼人達の友人に対 してなんと失礼な事を。 「いぇ、そんな……?」 「こいつは凛。見ての通り俺の神姫だよ」 隼人の紹介を聞くとよくやく安堵したようで、申し訳ない気持ちを引きずる私に 「よろしくね」と柔らかな笑顔を向けてくれました。その後の談笑でもころころ と表情を変え、その度にふわふわ揺れるツインテールが彼女の可愛らしさを際立 たせていました。多少幼く控え目な印象もありますが、穏やかな物腰の優しい方 のようです。 「ぁ、ごめんなさぃ。そろそろ戻らないと」 「お店の手伝い?大変だね」 「うぅん、私もやってて楽しいから。みんなはゆっくりしていってね」 「あ――」 改めて謝罪を述べようとした私を制すると、ルナさんは微笑みながらそっと頭を 撫でてくれました。 「凛さん。またね」 まるで私の気持ちを見透かしたような明るい笑顔。それだけで、暗い気持ちが晴 れていくようでした。 「はい!ありがとうございました」 私達に手を振り、とてとてと店の中へと駆けて行くルナさん。さりげなく伝票を 持って行くあたりも彼女の人柄を表しているのでしょう。 「可愛らしい方ですね」 「ああ、舞とは違って……痛いごめん冗談痛い」 笑顔のまま隼人の足をぐりぐりする舞。怖いです。隼人もどうなるかはわかって いるのですから、余計な事を言わなければいいのに。 「でもいい娘でしょー?ちっちゃくて可愛いし」 「舞!あたしはー?」 「うん、ヒカリも可愛いよ」 「えへへー」 こんな風に過ごす平和な時間。マスターやその友人達と過ごすこんな時間も、私 達神姫にとってとても幸せな事なのです。こうして深められる絆が、苦しい時に 立ち上がる力になるのです。 神姫とマスター、これが私達の日常。少しずつ積み重ねていく日常なのです。 「舞ー!おかわりー!」 「まだ食うのか!?」 「あ、隼人。私もお願いします」
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登録日:2011/06/17(金) 20 39 04 更新日:2023/05/04 Thu 17 49 22NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 KONAMI PSP ×ハンデ○リンチ かまいたちの夜 みぎぃ カスタムロボ キャラゲーに終わらないキャラゲー ゲーム ゲームセンターという名の魍魎の匣 コナミ パ〇ツ集め ピラミッド ベイシスケイプ 並木学 史上最大の箱 変態を愉しむゲーム 恐怖のハンディキャップ戦 最萌えの絵師 武装神姫 流石コナミ汚い 『武装神姫BATTLE MASTERS』とは、2010年7月15日に発売されたPSP用ゲームソフト。 コナミデジタルエンタテインメントから発売されているアクションフィギュアシリーズ『武装神姫』を題材にした3D対戦アクションである。 開発は後に『ダライアスバースト』シリーズや『アリス・ギア・アイギス』を手がけるピラミッド。 舞台は2040年。 “神姫ライドシステム”による神姫とオーナーの一体化が可能となり、これまで両者が独立して戦っていたバトルロンドとは全く異なる遊戯が主流となっていた。 様々な武器装備で神姫をカスタマイズし、自由自在にステージを駆け廻る爽快なバトルが展開する。 戦闘システム バトルは「カスタムロボ」と似ている。 お迎えした神姫に、限られたコストの中で武器(3つまで武装を装備できる)や防具を取り付ける。 武装コストは神姫のLOVE値(レベル的な物)に比例。 素体同士での性能差は微々たるもので、武装の選択が最終的に能力を決定すると言っても過言ではない。 またレールアクション(以下RA)と呼ばれる必殺技も使用できる。 それらは武器専用のもの、神姫固有のもの、更には特定の称号を集める事で入手できる強力なものも存在する。 シナリオモード 2Dアドベンチャーパートでは主人公と神姫達が共に戦い、バトルコンテスト“Fバトル”を勝ち抜いていくのが大まかな流れとなっている。 他にもゲームセンターでライバル達と腕を競い合ったり、使用する神姫や武装に条件を設けた公式バトルに参加するのも一興。 また神姫バトルの裏で、違法なアプリ販売や改造などを行う悪質な神姫マスターが暗躍しており、神姫バトルの運命を左右するシリアスなストーリーが繰り広げられる。 それとは併行して、神姫のLOVE値の上昇によって展開する個別シナリオも楽しめる。 また本作は個性的なNPCも魅力の一つである。 ライバルの集まるゲームセンターはまさに隔離病と(ゲフンゲフン)大変賑やかである。 だがストーリー後半で行ける某所はトラウマメーカー達(みぎぃ、悪堕ち、ヘンゼルちゃん、純粋な夢追う女の子を騙して……)が洒落にならない。 CPU戦攻略方法 機関銃+大剣を用意 ライドレシオゲージ(満タンで性能アップ)を貯めるため近距離より少し離れた所で機関銃を撃ちゲージを貯める。 あとは攻撃時にスーパーアーマー(以下SA)とガード判定が発生する大剣などで切り込みレールアクション派生などをぶちこむ。 これでゲームクリア可能です。 あと一つはお好みで。強いて薦めるなら発生が早く当てやすいナックル、ダブルナイフ、小剣か。 ちなみに斧、ハンマーも大剣と同じSAとガード持ち。 ※あくまで参考までにという事で。 他の必勝法や縛りプレイ(そこ、神姫に紐をかけるな)など、自分に合った攻略法を探すのもよし。 3対1や2対1で戦う恐怖のハンディキャップ戦は、一旦スルーして武装のランクを上げてから御礼参りが安定。 てか無理。最初のレディース達こそ若干緩めだが、後半からは連続RAによる集団リンチでトラウマを植え付けて来る。 当然タイマンより報酬は大きいが、それまでに打ちのめされた分を思えばもう少し色を付けてもらいたい。 なおハンディキャップ戦の挑戦者と対戦をせずストーリーを進めると、挑戦者が消えるという情報もある。一回対戦すべきだろう。 神姫一覧 武装神姫BATTLE MASTERSに登場する神姫にて記載しているのでそちらをどうぞ。 主な登場人物 武装神姫に魅せられた紳士淑女達。 人間キャラの外見描写はほぼ無く、「かまいたちの夜」のようにシルエットのみで輪郭が分かる程度である。 男性は青色、女性は赤色で表示される。 主人公 基本的に選択肢以外の台詞はないが、その口調からごく普通の青年と分かる。 イベントログでは若干ドライな面も垣間見えるが。 名前入力で何故か漢字が使用できない。ここ日本だぞ? 大木戸甚平 主人公の親友。ビギナーである主人公に武装をプレゼントしたりアドバイスを施す。 やや馴れ馴れしく接してくるが、主人公が問題を抱えると快く協力してくれる。 このゲームでは珍しく常識のある好人物。 嫁のマオチャオ型「たま子」を溺愛。 小早川千歳 ゲームセンターで出会う少女で、最初の強敵。 ストラーフMk.2型「リリス」と共にF1の頂点を目指している。 勝ち気な性格だが、驕りが強くリリスに諌められる事もしばしば。 最初は純粋に頂点を目指していたが、次第に…… 竹姫葉月 全ての神姫マスターの頂点であるF1のチャンピオン。 最初は不遜な態度で主人公に絡むが、徐々に実力を認めるようになる。 イベントで彼女とタッグで強敵を倒す熱い場面があるのだが、彼女の神姫の装備は貧弱極まりないのですぐにご臨終する。チャンピオンェ… 相棒はアーンヴァルMk.2型「アルテミス」 彼女の使うまさに必殺のRAに面食らう人も多い筈。 ガイア 無法者の巣窟である「ヴァルハラ」の帝王。 表の神姫バトルに満足出来なくなったという典型的なボスキャラ(厳密には違うが)。身体に変なオーラを纏っている。 使用するストラーフMk.2型「ハーデス」は音声のみ改造。それなりに矜持があるのだろうか。 使用する武器 数が多く、発動スピードや威力など性能もそれぞれ特徴がある。 これらを組み合わせて自分なりの戦略パターンを見出していくのも神姫バトルの醍醐味。 〜近接系〜 ナックル、ダブルナイフ 出が早くコンボ始動にピッタリ。ダブルナイフはダメージがやや高い。 ドリル、パイルバンカー 吶喊武器。ドリルは使いこなすにはコツがいるが、パイルバンカーは簡単に大ダメージを与えられるバランスブレイカ―。 小剣、ロッド 比較的扱いやすい近接武器。リーチもそこそこある。 槍、ダブルブレード やや出始めが遅いがリーチと踏み込みがいい。 相手の回避狩り等に合わせると良く当たるがかち合いには出の遅さ故良く潰される。 大剣、斧、ハンマー 攻撃時にSAが付加されるため、反撃やゴリ押しにもってこい。脚の長いレッグパーツだと、連続攻撃の際に攻撃が当たらない場合がある。 〜投擲系〜 投擲、手榴弾 手榴弾のRAは直進しながら爆弾を投下するのでハンデ戦に便利。 投擲は扇状に刃物を投げる、コンボの締めに投げると全段当たり、ガリッと削れる。 〜特殊?〜 楽器 相手のSPを削る武器なので、コンボやRAを多用する敵には有効。通常攻撃は近接武器扱い。 〜射撃系〜 ハンドガン、機関銃、ライフル 所謂ライトガン。 速射性に優れ、相手の行動を阻止してそのまま圧倒する事も可能。 相手が吹っ飛ばないのでガンガン攻め続ける事が出来る。 ガトリング、ショットガン、ランチャー、バズーカ 所謂ヘビーガン。 出は遅いが威力が高く、射程もライトガンより長い。 特にバズーカは爆風のダメージが凄まじいが、当てるには技術が必要。近接攻撃からのコンボだと比較的当たり易い。 〜誘導系〜 ミサイル、ビット 敵をホーミングする武器。ビットは射出した小機が弾をばらまくもので、接近する為の援護にも使える。 NEW次回作 2011年9月22日に武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2発売。 無印の内容を含めF1制覇後に新たなストーリーが展開 前作のセーブデータがあれば引き継ぎ可能 新神姫、新武器、新ステージなど大幅ボリュームアップ 既存神姫ではエウクランテ、イーアネイラ、ツガルが参戦確定 またジルリバーズ、エストリルなど新規参入 LOVE値の上限が高まり神姫シナリオの後日談などが展開 バトルの仕様や難易度も若干変更されているので経験者にも十分楽しめる(訳:地獄を見る) しかしバグの存在も確認されているので要チェック。 今作でもあれだったが次作限定版には、リペで追加された武装に加えてさらにパーツを追加したアーンヴァル/ストラーフMk.2フルアームズパッケージが付いてくる! 更に早期特典で特典のポストカードのイラストだったアーンヴァルMk.2の水着素体も付いてくる! なんとこれでお値段据え置き19800円! そしてサントラもついたコンプリートセットにはストラーフMk.2の水着素体まで! こちらはなんと22000円とかなりお買い得! 予約してキミも多々買いのロードへ踏み出そう! 武装紳士の皆様方、追記・修正おねがいします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 多々買いェ… -- 名無しさん (2014-01-16 19 20 35) 誤字かな?(すっとぼけ) -- 名無しさん (2014-01-16 19 38 53) Mk2は大剣より斧あとキャノン狙撃が超有効 -- 名無しさん (2014-01-18 00 34 57) 視点がクソすぎて多対一の戦闘が死ぬほどきついゲーム。正直、ラスボスなんかより序盤の3人のほうが苦戦する。カスタムロボの戦闘が良くできてたのがよくわかる。まぁ、面白かったから続編また出てほしいとは思うけど -- 名無しさん (2014-02-25 13 20 25) パトロン、復活しないかなぁ……。 -- 名無しさん (2018-06-26 15 41 37) ある意味アリスギアの前身ともいえるゲーム(制作会社的な意味で) -- 名無しさん (2020-03-21 01 05 52) 名前 コメント
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戦うことを忘れた武装神姫 その30 とある街の片隅。 集合住宅の一階テナントにちょこんと入っている、ごく ごく小さなバイク屋。。。 店内には1990年代のロックが響く。 整備台 には、ハイブリッドバイクの先駆けとも言われる大型のアメリカンバイクが。 ツナギを着た、この店唯一の「ニンゲン」がセルスイッチを押す。 キュキュキュ・・・ キュキュキュ・・・ どぅん! どどどどど・・・ ・・・ぼすっ 「あ。」 マフラーから黒煙を軽く吐き出し、エンジン停止。 「ほら、止まった。 言ったとおりだろ?」 かのメカニックが呟くように言った。 すると、シートを外したあたりで何 やら部品がモゾモゾ動いた。 そこから出てきたのは・・・ 「やはりセンサーの不調でしたねー。あたしもまだまだ・・・ ドクターの 目立てには敵わないっすよ。」 武装神姫・フォートブラッグ、通称「砲子」。 ずるずると吸気センサーを 引っぱり出し、目前で待つメカニックに手渡した。 「そりゃそうだ。 こうでなけりゃ、この仕事は勤まらないって。」 メカニックは砲子に新しいセンサーを渡し取付作業を命じた。 砲子は傍ら に置かれた自らのバックパックに接続されたFB256・・・改め自在電動小型 汎用工具を片手に、再びバイクの中へと潜り込んでいった。 ・ ・ ・ ・ ・ 彼- この店を一人で切り盛りする、メカニックの浅川 -が、武装神姫と出会 ったのは半年程度前のこと。 店を開けた当初からのお客さんの一人が、武装神姫を胸に入れて尋ねてきた 事がきっかけだった。 その神姫は、やたらと機械が好きだった。 いつしか、そのお客さんが来る 時にはかならずその神姫も付いてきて、お客さん以上にあれこれとバイクの 事を質問された。。。 それからしばらく経った日のこと。急ぎの修理が入った。出たばかりの最新 ハイブリッド・V4フルカウルツアラー。 経験と検電・目視により故障の 個所はすぐに判明。 だが、問題はその場所。 センサーに繋がるカプラー の不具合。 すなわちカプラーを新品に取り替えればいいだけ。 だけなのだが・・・バイクの形状のため、すんなりと手が入らない。 カウルを外し、タンクを外し・・・とても時間が足りない。。。 そこへ偶然にもやってきた、神姫付きのそのお客。 彼に頼み、神姫に修理 をさせてみることにしたのである。 神姫は、メカニックが用意した新しい カプラーを手に指示された箇所を目指しごそごそ潜り込んでいった。 数分後。 神姫は振動で配線が一部切れかけている古いカプラーを手にして 無事に帰還。 そしてバイクは・・・、何事もなかったかのように、力強い エンジン音が戻った。 一人では時間が足りない。 とはいっても、人を雇う余裕もない。 そこで。 メカニックは武装神姫をひとり、そのお客さんを通し手元に置く 事にし・・・かくして、看板娘・砲子のDrusilla(ドゥルシラ)がやって きたのであった。 ・ ・ ・ ・ ・ 「そうだ、スロットルセンサーも交換して。 大丈夫だとは思うけど、念の ために換えておくわ。」 浅川は奥から持ってきた新品のセンサーを袋から出し、ドゥルシラが居る傍 へと置いた。 すっと手が伸びてパーツは引き込まれていった。 ドゥルシラが内部で作業をしている間に、浅川はブレーキフルードの交換に かかった。 浅川が好きな、ロックのかかる店内。 当たり前の作業を、当たり前に手際 よくこなしてゆく、一人とひとり- 。 やがてCDが終わる頃、独特のエンジン音が店内に響き渡った。 「ふぅ・・・治ったっすねー。」 「ドゥルシラ、次はお前が一人で故障箇所も洗い出せるようにがんばろうな。」 「はーい。」 手を洗い、コーヒー片手に戻ってきた浅川はCDを入れ替えた。 イグニッションを切り、再び店内には90年代のロックのみが空気を支配する- 。 傍らのイスに腰掛け、同じく身体を洗ってきたドゥルシラを膝に乗せた浅川 は、ざっと店内を見回した。 独り必死に店を守っていたときとは比べもの にならないほど、小綺麗になっている。 それはもちろん・・・ 「こいつが生み出したゆとり、だよな・・・。」 砲子のドゥルシラを視界の隅に置きながら、誰に言うわけでもなくぼそりと 言った。 ロックに聴き入っていたドゥルシラは一瞬振り返って浅川を見た が、浅川の幸せそうな顔付きに、ひとり何も言わずに小さく頷き再びロック に聴き入るのであった。 ココロに、ゆとりとシアワセを運ぶ神姫がいる。 ここに居るのは、戦うことを忘れた武装神姫。。。 <<トップ へ戻る<<
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公式サイト→武装神姫公式サイト 2012年10月 武装神姫 1 [Blu-ray] posted with amazlet at 12.10.24 ポニーキャニオン (2012-12-26) 売り上げランキング 551 Amazon.co.jp で詳細を見る ブログ #blogsearch2